上宮太子高校2年生のみなさんが修学旅行で小値賀に来島くださいました!
上宮太子高校さんの修学旅行、今年で5年目を迎えます。
それを記念して、椿の記念植樹を行い、修学旅行がスタートしました。
3泊4日の小値賀での民泊で、生徒のみなさんと島の民家さん、本当の家族のように
ゆっくりと過ごされました。野崎島では飛び込みやカヌーを満喫されました。
民泊の民家さんも、私たちスタッフも上宮太子高校の生徒さんの来島を
毎年本当に楽しみにしています。修学旅行なので、もちろん生徒さんは毎年
違うわけですが、5年目ということで、なんだか子どもの里帰りを待つような気持ちです。
皆さん本当に礼儀正しくて、それでいてありあまるエネルギー!!
元気さんもシャイさんも、それぞれが輝いています。
民泊滞在中も、進んでお手伝いをしたり、モジモジしたりしつつも島のお父さんお母さんを
いたわったって、それぞれの輝きで島の暮らしをめいいっぱい楽しんでいて
一緒にいるだけですがすがしい気持ちになります。
学校って、勉強、運動はもちろん、人としての振る舞いとか、心とか
そういうものを育てるのだなあと、上宮太子高校の皆さんを見ていると強く感じます。
上宮太子さんに限らず、小値賀に来て下さる学校さんはどこも本当にあたたかい
いい学校ばかりです。それもそのはず、小値賀に修学旅行に来て下さるって、とても大変な事です。
船に乗って、大きな海を渡って。本土を移動するだけではないエネルギーが必要です。
そして島にも色々ありまして、小値賀は本当に小さな島。
そんな小値賀と子どもたちを出会わせたい、小さな島の「ここにある暮らし」を
体験させてあげたいと、熱い想いで小値賀に来て下さる、先生方の思いに胸うたれます。
ただの旅行ではない、子どもたちの未来につながる、子どもたちにエールを送るような
旅行にしたい。そんな気持ちで、小値賀に来て下さる事が本当に嬉しいです。
その気持ちが、どこかで生徒さんにも通じている気がします。
そして、私たち自身も、大きな宝物が、この島にあることをお伝えしたくて、
心をこめて修学旅行の受け入れを行っています。
観光地ではないけれど、子どもさんたちが、大人になった時
進路や、人生の転機で立ち止まった時に、ふと思い出してもらえるような、
なにかあったときに背中を押してあげられるような、「小値賀島が応援してくれている」
そんな風に思ってもらえる修学旅行でありたいと願い
島民みんなでお迎えしています。
かえりの船で、島のお父さんお母さんとの別れに涙する生徒さんたちに
お父さんお母さんも涙をふきつつ、「がんばってね!いってらっしゃい!」と大きく手を振って
生徒さんたちの島からの出発にエールをおくりました。
みんな、また小値賀島にきてね。
小値賀に来てくださったことに、心から感謝の気持ちです。